あ行 |
御旅所(おたびしょ)
神社の祭礼において神が巡幸の途中で休憩・宿泊場所、または目的地のこと。
天王祭では、原稲荷神社が御旅所になります。 |
か行 |
還御(かんぎょ)
天皇・神輿などが行幸から帰ること。 |
御本社大神輿(ごほんしゃおおみこし)
明治10年 行徳 十三代 浅子周慶 調製
昭和63年 行徳 十五代 浅子周慶 修繕
荒々しい神輿振りにより損傷激しく、大修繕を行いました。
昭和天皇米寿の佳き歳の5月8日、故事に倣い千葉県行徳より十数艘の船団を率いて三十数キロにわたる舟渡御を古式ゆかしく斎行しました。 |
御本社中神輿(ごほんしゃちゅうみこし)
平成7年 行徳 十六代 浅子周慶 調製
大神輿は、氏子域の若睦選抜によってのみ担がれます。
伝統を護り次代に引き継ぐことを祈念し、女性や年少の者も担ぐことができるよう、皇太子殿下御成婚を奉祝し調製しました。 |
御本社子供神輿(ごほんしゃこどもみこし)
平成20年 栃木 小川政次 調製
幼少時からの体験を通じた伝統の継承・後継の育成を目指し、秋篠宮悠仁親王殿下御誕生を奉祝し調製。 |
た行 |
大祭(たいさい)
天王祭で三年に一度行われます。
六十一ヶ町総代をはじめ氏子崇敬者の参列のもと、厳粛な祭儀が斎行されます。 |
高張提灯(たかはりちょうちん)
江戸時代に武家で使われていた照明用具。長い竿の先に高く吊した提灯。 |
天王祭(てんのうさい)
素盞雄神社のお祭りのこと。
素盞雄神社は、徳川家康が江戸に入り初
めて架けた橋である千住大橋にほど近く、松尾芭蕉『奥の細道』旅立ちの地日光道中初宿の千住に鎮座します。
天王祭は、この往来の盛んな街道の夏に流行する疫病を、激しい神輿振りにより、御祭神の神威をより一層振り起こして祓う悪疫退散・除災招福・郷土繁栄を願う祭禮です。
厳粛な諸祭儀を経て、氏子六十一ヶ町は『祭』一色となります。
三年に一度の御神幸祭では、宮神輿『大・中・小』三基そろった二天の神輿振りから、家族・仲間・郷土の地域共同体意識の構築を目指します。 |
渡御(とぎょ)
天皇・神輿などが出かけて行くこと。 |
は行 |
白丁(はくちょう)
祭りで神輿を担いだり山車を引っ張る人、またはその衣装のこと。 |
鳳車(ほうしゃ)
大正14年 君津諸宮製作所 調製
平成2年 日光社寺文化財保存会 修繕
先の大戦により激しい損傷を受け、今上陛下御即位大典を奉祝し、日光東照宮等を手掛ける名匠名工へ修繕を依頼。
修繕完成を祝し、日光東照宮御神前において御禮の神輿振りを奉納しました。 |
ま行 |
神輿振り(みこしぶり)
神輿を地面すれすれまで左右交互に倒し振り合います。大変荒々しく勇壮な情景です。
天王祭では、激しい神輿振りにより夏に流行する疫病を祓います。 |
宮出し(みやだし)
神社の祭礼に、神輿を境内から繰り出すこと。
室町時代の1541年、洪水で流されて来た神輿を町屋村の杢右衛門(モクエモン)さんが見つけ、素盞雄神社に奉納しました。
これにより、天王祭の宮出しは従来町屋十五ヶ町が取り仕切っております。
町屋地区の担ぎ手たちが一斉に神社に走って神輿を担ぐ宮出しは、天王祭の見どころの一つとなっております。 |
宮入り(みやいり)
神社の祭礼で、神輿が渡御を終えて神社の境内に戻ること。 |
宵宮(よいみや)
祭日の前夜に行う小祭。
氏子町神輿にお移りいただく御神霊代(御分霊)に御本殿よりお出ましをいただきます。
天王祭の宵宮祭では、胡瓜の御備えをいたします。
その断面が御祭神の御紋に似ているといわれる胡瓜を、自分たちが食する前にお供えする郷土の文化、天王祭における氏子崇敬者の慣習です。
皆様お供えの胡瓜は、素盞雄神社天王太鼓会により漬物に調理し、天王祭のおさがりとして参拝者に撤下授与されております。 |
わ行 |
若睦(わかむつみ)
神輿担ぎ手のまとめ役のこと。 |